「佩」に込めた想い
佩(ハク)について
北海道は手袋を「ハク」
香川県も手袋を「ハク」
職人の手仕事を佩(ハク)
「佩」という漢字には、「はい、おびる、はく」といった読み方があります。
装身具としての刀や飾りなどを身に帯びる様子、心にとどめて忘れない意味があります。
中国語では職人の磨かれた高い技術や志に敬意を表す場合にも使われます。
また、知る人ぞ知るトリビアに、手袋の産地である香川県は手袋を身に着けることを「はく」と言います。
そして、北海道でも同じように手袋を「はく」と言います。
香川東かがわ市で手袋製造が始まったのは1899年(明治32年)と言われています。
その頃は手袋を作るためのメリヤス生地や革などの調達にも苦労していました。
手袋が珍しかった人々は、当時の高級品であった靴と同じように感じて手袋のことを「手靴(てぐつ)」と呼んだので、靴と同じように「はく」と表現するようになったのです。
そして明治は北海道開拓の時代でもあります。
屯田兵・開拓民は全国から青森に集められ北海道各地へ赴き、その際はじめて触れる手袋に、香川からの移民が使った「はく」という表現が、そのまま北海道に広まったと考えられています。
(ちなみに、今治の唐揚げを示す「ざんぎ」が北海道で広まったのも同じようなルートと考えられています。)
私たちは「佩」というブランドロゴの中に想いを込めています。
香川県の最東端にある「引田」という古ぼけた港町
手袋を作り続ける職人の歴史とプライド「hiketa artisan community(引田の職人たち)」のイニシャル「hac」
そして、職人への敬意と、手袋への純粋な思いに敬意を表す「佩」
昔ながらの手作業で行う工法
手刺しゅうで仕上げるワンポイント
ムダの無いシンプルなデザイン
その全ては、これから手袋職人を志す若者の育成に役立ちます。
また、縫製などの工賃を多く渡すようにしています。
職人が誇りを持って、生き生きと暮らす背中を若者に見せることが、これからの時代には必要だと考えたからです。
この商品を手に取り、お買い求めいただくことは、手袋職人を守り育てます。
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